2026年10月11日(日)、東かがわ市横内の誉田神社で秋例大祭が開催されました。
秋晴れの空の下、地域に受け継がれてきた奴、太鼓、獅子舞などの伝統芸能が集まり、境内は祭りの熱気に包まれました。
横内の誉田神社では、古くから御舟や奴、獅子舞などが奉納されてきました。地域ごとに異なる衣装や舞、太鼓のリズムも秋祭りの見どころです。
今年も地域の担い手たちが集まり、力強い演技や息の合った動きを披露しました。






中筋奴連
黒い衣装に赤い飾りが映える中筋奴連。
肩に長い道具を担ぎ、腕を大きく伸ばしながら、息を合わせて動く姿が印象的でした。
奴は、祭礼の行列を彩る伝統芸能のひとつです。整った所作や独特の掛け声、集団で動きをそろえる様子が見どころとなります。
一人ひとりが真剣な表情で演技に臨み、伝統行事ならではの緊張感が伝わってきました。






横内八幡太鼓
青い法被をまとった打ち手たちが、力強い太鼓の音を響かせる横内八幡太鼓。
大きな太鼓を囲み、体を動かしながら打ち込む姿は迫力があります。太鼓の音に笛の音色が重なり、祭りを盛り上げました。
横内八幡太鼓保存会は、地域に古くから伝わる「御船(おふね)」の伝統を生かしながら、新たな民俗芸能を取り入れ、次世代へつなぐ活動にも取り組んでいます。
2019年には香川県立ミュージアムの民俗芸能公演に出演。2025年の瀬戸内国際芸術祭では、引田エリアの開幕セレモニーでも演奏を披露しました。
地域の祭りにとどまらず、さまざまな場所で東かがわ市の伝統文化を伝えています。


















西村上新獅子
地域に伝わる獅子舞のひとつ、西村上新獅子。
東かがわ市では、地区ごとに特色のある獅子舞が受け継がれています。獅子の動きや太鼓、鉦のリズムなど、それぞれに違いがあるのも魅力です。
西村上新獅子は、地域の祭礼やイベントでその名が見られ、2025年の「ほろ宵まつり」でも演舞団体として紹介されています。
地域の人たちによって受け継がれる獅子舞は、秋祭りを彩る大切な存在です。






西村天鵞絨獅子舞
西村中地区に伝わる「西村の天鵞絨獅子」は、東かがわ市指定無形民俗文化財です。
「ビロード獅子」「お座敷獅子」とも呼ばれ、子ども2人が1頭の獅子を演じる珍しい獅子舞として知られています。
特徴は、狭いだんじりの上で獅子が舞うこと。大人が拍子木を担当し、子どもたちによる大太鼓、締太鼓、鉦の音に合わせて舞が進みます。
舞は「起こし」「遊び」「勇み」「眠り」などで構成され、獅子のさまざまな様子が表現されます。
子どもたちも大切な役割を担う、地域ならではの伝統芸能です。






川東尺経獅子舞
東かがわ市川東地区に伝わる尺経獅子舞は、香川県指定無形民俗文化財です。
雌雄2頭の獅子が舞うのが特徴で、江戸時代に京都で鑑賞した能楽「石橋」の影響を受けて生まれたと伝えられています。
口上のあと、拍子木を合図に笛、太鼓、鉦の音が響き、2頭の獅子が舞い始めます。
激しい動きの「しやぎり」から始まり、「眠り」「起こし」「勇み」「眠り」へと続く構成も特徴です。
獅子とともに、獅子つりやササラなどが登場することも、この舞の特色となっています。
長い年月をかけて受け継がれてきた、東かがわ市を代表する民俗芸能のひとつです。















當雀獅子舞
當雀獅子舞も、地域の秋祭りを彩る獅子舞のひとつです。
東かがわ市には、地域ごとにさまざまな獅子舞が伝わっています。祭りで多くの獅子舞が集まることは、それぞれの地区が大切にしてきた文化に触れる機会でもあります。






地域の伝統を次の世代へ
太鼓の力強い音、笛の音色、奴の整った所作、そして獅子舞。
横内誉田神社の秋祭りには、地域で大切に受け継がれてきたさまざまな伝統芸能が集まります。
演じる人、太鼓や笛を担当する人、そして祭りを支える人たち。それぞれの姿から、地域の祭りを守り続けることの大切さを感じました。
昔から続く祭りが、これからも次の世代へと受け継がれていくことを願っています。
当日の様子を写真とともにご紹介します。
開催日:2026年10月11日(日)
場所:誉田神社(東かがわ市横内)