ネイリストの居場所をつくりたい【シェアサロンオーナーAYAさん】

シェアサロンとは、フリーランスのネイリストが働ける環境を提供するサロンの形態です。個人がスペースを借りて、自由に働けるのが特徴です。

ネイル業界の離職率の高さが課題だと感じていました。
ネイルサロン勤務では、人間関係や働き方のシステムが合わずに悩む人がいたり、フリーランスとして働く場合は、収入や働く場所の不安定さが問題となることが多いんです。
その結果、ネイルが好きで始めた仕事なのに、ネイルそのものが嫌いになってしまう人が少なくありません。
そこで、ネイリストが自分らしく働ける場を提供したいという思いから、シェアサロンの立ち上げを決意しました。

私のサロンは、独立を前提としたネイリストしか受け入れていません。
その理由は、ネイルで生計を立てていける人を育てたいからです。
技術や資格を持っているのに、それを活かす場がない人のために居場所を作りたいんです。

ここでは、ただ場所を貸すだけでなく、ネイリストが独り立ちできるようにサポートすることを大切にしています。
スクールでは学べない“ノウハウ”をしっかり伝え、サロンの運営や集客、メニューの決め方など、実践的な部分を学べる環境を整えています。
また、自分が培ってきた技術や知識を活かし、お客様に安定した施術を提供できるようなサポートも行っています。
ただ、一方的に教えるのではなく、一緒に考えながら成長していくスタイル。
私自身も、スタッフから学ぶことが多いんです。
そのうえで、アートは自由だ！と思っているので、それぞれのセンスを尊重し、「自分がかわいいと思うものを自由に表現すればOK」というのが私の考えです。

スクールを卒業したら自宅サロンを開こうと考えていましたが、思うようにいかず悩んでいました。
そんなとき、同じスクールの卒業生であるRIHOさんがAYAさんを紹介してくれたんです。
ここでは、自分が学びたい技術をしっかり学び、実践できる環境があります。
何よりAYAさんは、私のやりたいことを尊重してくれます。
自分で考え、試しながら成長できる自由度の高さも、この場所の大きな魅力です。

以前はまったく別の業界で正社員として働いていました。
シングルマザーとして子どもを育てながら、このままの働き方でいいのか悩んでいたところ、AYAさんと出会いました。
その考え方や人柄に強く惹かれ、熱心にアプローチを続けていたところ、シェアサロンで働く機会をいただきました。
新しい環境に飛び込むことに不安はありましたが、「この人のもとなら大丈夫」と思えたことで、ネイルの道に進む決心がついたんです。
今では、仕事と育児を両立しながら、自分のやりたいことに挑戦できる環境に感謝しています。

以前は自宅や友人宅で施術をすることが多かったのですが、夫の転勤で移住を繰り返す中で、安定した環境で働くことの難しさを感じていました。
もしシェアサロンがなかったら、相談できる相手もいなくて孤独だったと思います。
でも、こうして安心して働ける環境を作ってくれたAYAさんには、本当に感謝しています。
それに自分のスタイルを大切にしながら働けるのも大きな魅力です。
AYAさんのもとで働けることは、私の自慢です！

みんなのお母さんです！
周りにエネルギーを与え続けるのに、自分のエネルギーが尽きることのない人。
でも、おっちょこちょいな一面もあって、思わずツッコミたくなることも（笑）。
そんなところも含めて、私たちが支えたいと思える、愛される存在なんです。

私自身、シングルマザーとして子どもを育ててきました。
たくさん悩み、迷いながらも、ネイルの仕事に支えられてここまで来ました。
だからこそ、「ネイルが好き」という気持ちを大切にしながら、無理なく長く続けられる環境をつくりたい。
働き方に悩んできたからこそ、同じように悩んでいる人の力になれたら嬉しいです。