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東讃発!情報発信フリーペーパー【セトナミ】vol.2 2024年3月20日発行!

うどんがつなぐ想い 吉本食品

香川県産小麦『さぬきの夢』を使ったうどんの味や生産技術を競う

”令和2年度『さぬきの夢』うどん技能グランプリ”で

最高賞の農林水産大臣賞を受賞した

東かがわ市三本松、吉本食品の吉本周仙さんにお話を伺いました。

目次

先代の念願、 農林水産大臣賞

吉本食品は、初代である吉本さんのおじいさんが開業して60年

吉本さんで三代目となります。

『さぬきの夢』うどん技能グランプリの審査では、ゆでたうどんの玉のみで勝負

出汁はなし、見た目と麺の味や食感で評価されます。

吉本さんのおじいさんの念願が叶い、今回の受賞となりました。

賞状とトロフィー

子供の頃からお母さんに連れられて、お店で過ごすことが多かった吉本さん。

「子供の頃はぼんやりと、いつかは自分もうどん屋になるのかな~と考えていましたが

両親には”結婚するまでは好きにしなさい”と言われ

専門学校、就職はうどん屋とは全く違う業界に進みました。

けれど、子供の頃に店の近所の子と仲良くなったことや

熱心に通ってくれる常連さんの思い出があったので

強制されることはなく、自分から吉本食品を継ごうと決心しました。」

夫婦二人三脚

結婚を機に吉本食品に入った吉本さんご夫婦

朝8時の開店に向けて

朝5時半から、パートさんが出勤する7時半まで

吉本さんは麺打ち、奥さんは出汁作り

会話をする間もなくひたすらお互いの役割に徹するとのこと。

奥さんは製造に加えて、メニュー開発、広報も担当されています。

夏限定メニューの冷やかけのすだち入りの出汁氷や、のれんのデザイン変更などは奥様のアイデア

すだち入りの出汁氷でさっぱり、見た目も映える

「夫婦で吉本食品を継ぐと決めたときに、相当大変になることは覚悟してもらっていましたが

想像以上に苦労してもらっていると思います。

自分一人で、嫁さんがいなかったら続けられていなかったと、感謝しています。」

照れ笑いの吉本さん

世代を超えて引き継がれる味

吉本食品が吉本さんの代になって20年

ご近所から愛される吉本食品では

小さなお子さん、学生、働き盛りの方、ご年配まで

幅広いお客さんで賑わいます。

特に、三本松高校の野球部員は御用達

在学中に通ってくれた子たちが、卒業しても帰省した時に寄ってくれるそう。

人気のキムチのかき揚げは野球部OBからのアイディア

「こんなん食べたいんよ~」というリクエストに応えるため、奥さんが試行錯誤して完成

キムチが焦げないよう、赤い色がきれいに出るようにと難しかったみたいです。

「”大学進学しました”、”結婚して子供ができました”と報告してくれる子もいます。

小さな頃から知っている子が大人になって

小さな子を連れてきてくれることが本当に嬉しいです。」

とも

いつもいい声で「いらっしゃいませ!」と言ってくれる店主と
いつも美味しいうどんを提供してくれる吉本食品さん。
一度食べてみぃまい!

食べに行きたいけど行けないって方は

楽天でも吉本食品のうどんセット販売しています!

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